
「ホームカラーと美容室カラーって何が違うの?」
「自分はどっちで染めた方がいいの?」
こんな疑問を持つ人はとても多いです。
実は、ヘアカラーは選び方を間違えると
・ムラになる
・ダメージが進む
・色が思ったのと違う
などのトラブルにつながることも。
この記事では、美容師がホームカラーと美容室カラーの違いを分かりやすく解説し、
あなたに合った選び方ができるようにまとめました。

この記事でわかること(結論)
• ホームカラーは「安くて手軽だが、ダメージとムラのリスクが高い」
• 美容室カラーは「髪質に合わせて調整でき、仕上がりと色持ちが良い」
• 長くカラーを楽しむなら美容室カラーが安心

1. ホームカラーの特徴|安い・早いけどリスクもある
● メリット
• 価格が安い(1,000円〜)
• いつでも自分の好きな時間にできる
• 店頭で簡単に買える
● デメリット
• 薬剤が“誰にでも染まるように強め”に作られている
→ ダメージが出やすい
• ムラになりやすい
• 仕上がりが硬く、暗く見えやすい
• 何度も繰り返すと毛先が赤・黒っぽく沈んでくる

2. 美容室カラーの特徴|髪質に合わせた調整で仕上がりがキレイ
● メリット
• 髪質・ダメージ・履歴を見て薬剤を細かく選べる
→ 透明感・ツヤ感が出る
• プロが塗るのでムラがほぼない
• ダメージを最小限にできる
• 色持ちが良く、退色もキレイ
• 白髪染めでも“明るくやわらかい色”にできる
● デメリット
• ホームカラーより料金は高い
• 予約や来店時間が必要

3. ホームカラーと美容室カラーの“仕上がりの違い”
● 透明感
美容室カラー > ホームカラー
● ダメージ
美容室カラーは必要以上に強い薬剤を使わないため、ダメージを抑えられる。
● 色持ち
美容室カラーの方が退色がゆっくりで、
オレンジ・赤・黒に寄りすぎない“きれいな抜け方”になる。

4. こんな人はホームカラー向き
• コストをできるだけ抑えたい
• 根元だけの白髪をとりあえず隠したい
• 色や透明感にこだわりが少ない
• ダメージが気にならない

5. こんな人は美容室カラー向き
• 透明感・ツヤのあるカラーにしたい
• できるだけ髪を傷ませたくない
• ムラなく染めたい
• 白髪染めでも明るくしたい
• 今後もカラーを楽しみたい

6. 結論:迷ったら美容室カラーの方が安心
ホームカラーは便利ですが、薬剤選定や塗り分けなど、
髪の状態に合わせた細かい調整ができるのは美容室だけ。
特に、
• 髪をキレイに伸ばしていきたい
• ダメージが気になる
• 色のクオリティを求めたい
という人は、美容室カラーが圧倒的におすすめです。
因みに

7. 美容室で染めている方は、次のご来店まで“ホームカラーはしない”のがおすすめ
美容室でカラーを続けている場合、
次の来店までの間にホームカラーをすると、色やダメージの管理が難しくなることがあります。
特にこんな理由があります。
● 理由①:薬剤の強さが全く違う
ホームカラーは“誰でも染まるように強く作られている”ため、
美容室でつくった 繊細な色味や透明感が一気に崩れてしまうことがあります。
● 理由②:毛先だけが過剰にダメージする
ホームカラーは均一に塗りやすい反面、
必要のない毛先まで薬剤がつきやすく、
パサつき・チリつき・色ムラの原因になりやすいです。
● 理由③:次回来店時に色が合わせづらくなる
美容室カラーは、「前回のベース」を見ながら薬剤を調整します。
でも、途中でホームカラーをしてしまうと、
• 色が沈んでいる
• 赤みが強く出ている
• 思ったより暗い部分がある
など、全体のバランスを整えるのに時間がかかってしまうことも。
● 理由④:白髪染めほど差が出やすい
白髪染めの場合は特に、
ホームカラーを挟むと根元と毛先の明るさ・色味の差が大きくなり、
美容室での仕上がりが不均一になるケースが多いです。

結論:美容室カラーを続けているなら、途中のホームカラーはNG
どうしても気になる部分がある場合は、
• ポイントでの根元リタッチ
• カラーシャンプー・カラートリートメントでの“調整”
• 白髪隠しコンシーラー
など、髪を傷ませない方法がおすすめです。
美容室でのカラーを長く綺麗に楽しむためにも、
次のご来店まではホームカラーを控えるのがベストです。
