女性の薄毛・抜け毛の原因の多くは頭皮環境やホルモンバランスの乱れによるもの。髪を生成する栄養素をとること、栄養が行き渡るようにすること、ホルモンバランスを整えること、この3つを意識して食事を摂るのがオススメ!
髪を生成する栄養素
1.タンパク質
一番重要なのが、タンパク質です。
タンパク質不足は抜け毛や髪質の劣化につながります。タンパク質は毛髪だけでなく、身体の大部分を構成するとても大切な栄養素です。体内のタンパク質が不足すると、生命維持に必要な臓器に優先的に運ばれるため、髪の毛まで行き渡るのが難しくなり、抜け毛や髪質の劣化が起こりやすくなります。
たくさんタンパク質を摂ることで、薄毛や抜け毛だけでなく、ハリやツヤなどの髪質改善にもつながります!積極的に摂取しましょう^ ^
タンパク質が多く含まれている食材
鶏ササミ、牛モモ肉、いわし、卵、大豆製品など
2.亜鉛
亜鉛は、毛髪を構成する「ケラチン」を生成する働きがあります。また、髪の成長を助ける力もあり、不足しないように摂取することで薄毛・抜け毛の対策に効果的です!
亜鉛が多く含まれている食材
豚レバー、牛肉、卵・牛乳、アーモンド
3.ビタミン
タンパク質や亜鉛を頭皮に送る役割を果たすのがビタミン。血行促進、代謝をよくする効果があります。
特に、ビタミンA,B,C,Eが髪の成長に関係します。
各種ビタミンが多く含まれている食材
ビタミンA : 豚レバー、うなぎ、バター
ビタミンB2 : 豚レバー、牛乳、ウナギ
ビタミンB6 : 赤身の魚、牛肉ヒレ、ササミ
ビタミンC : ジャガイモ、ピーマン、ブロッコリー
ビタミンE : アーモンド、アボカド、植物油
4.鉄分
月経などで不足しがちな鉄分は、頭皮環境を保つための栄養素です。髪は毛根にある毛乳頭から栄養を吸収して健康を保っています。鉄分が不足すると体内の酸素が減少して、毛乳頭まで十分な酸素や栄養分が行き渡らなくなり、毛髪が細くなったり抜け毛が増えたりします。
鉄分が多く含まれる食材
豚レバー、牛肉ヒレ、マイワシ、アサリ
女性ホルモンの乱れを改善する栄養素
女性の薄毛の大きな原因のうちの一つに、ホルモンバランスの乱れや女性ホルモンの減少があります。女性ホルモンには髪の成長を促進する作用があるのですが、ストレスや出産の影響でホルモンバランスが乱れたり、また、加齢によって女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンの量が多くなり、薄毛や抜け毛が進行します。
薄毛や抜け毛の進行を抑えるにはホルモンバランスをしっかりとることが大事です。
大豆イソフラボンは腸内で変化し、それにより生成される「エクオール」という物質が、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをします。大豆イソフラボンは女性ホルモン不足を補ってくれるので、薄毛や、抜け毛の対策として効果的なのです。
大豆イソフラボンは、豆腐や納豆などから手軽に摂取できるので、積極的に摂取していきたいですね^ ^