髪に必要な栄養素は大きく分けて「たんぱく質」「亜鉛」「ビタミン」の3つです。
この3つをバランスよく摂取することが大切です。
不足するとどのような影響があるのか
まず、頭皮表面の潤いは、角質層に含まれるアミノ酸などによって保たれているため、アミノ酸が不足すると、髪がパサつくだけでなく、薄毛や抜け毛の原因になってしまいます。
ケラチン不足により髪がパサつき、まとまりにくくなります。そうなると枝毛、切れ毛にもなりやすいです。
更に紫外線によるダメージも髪に大きく影響します。
栄養不足になると薄毛、抜け毛の原因になります。また、髪全体に栄養が行き渡らないため、毛周期と呼ばれるヘアサイクルの働きを阻害してしまう可能性もあります。
とくにビタミンは補酵素として毛が成長する過程に深く関係しているので、ビタミンが不足すると脱毛や、毛の成長が妨げられてしまう可能性があります。
どのような食べ物を摂取すれば良いのか
髪の主成分はケラチンという18種類のアミノ酸が結合したタンパク質です。
L-システイン(皮膚の代謝を促進する働き)もアミノ酸の一種で、髪を構成する成分に含まれており、更に必須アミノ酸であるメチオニンはケラチンのもとになるのですが、体内で再合成できないため、食物で栄養を摂取しなければなりません。
アミノ酸を含むたんぱく質は豚肉、鶏むね肉、マグロ、卵などです。
亜鉛はケラチンを合成する働きがあり、牡蠣、チーズ、豚レバー、ごま、アーモンドなどに多く含まれています。
ビタミンAやEは血行促進作用、ビタミンBは育毛効果が期待でき、ビタミンAならレバー、うなぎなど、ビタミンEなら食物油、アーモンドなどのナッツ類にも含まれています。
ビタミンBは魚、卵、納豆などにも含まれます。
ほうれん草やにんじんなどの緑黄色野菜にもビタミンが豊富に含まれますので、日々の食事に取り入れるといいでしょう。
バランスの良い食事は髪だけではなく、美肌を作るのにも大きく関わってくるので、嬉しい効果を期待して、無理なく摂取していきましょう!