基本的には乾いた状態での毛髪の水分量は約10%です。しかしこの量は季節によっても変化してしまいます。
1年の内、最も髪の水分量が多いのは、梅雨や夏の7月から8月にかけてで、その水分量は約15%にまで増えます。
冬の乾燥した季節では、湿度が低くなると水分量も10%以下に減少してしまいます。
毛髪には吸水性があり、健康毛の場合、洗髪直後は約30%まで増加します。
髪の毛のダメージが進むと吸水しやすくなりますが、水分を保つ力は弱くなり、水分量が低下して髪が引っ掛かったり、パサつき、ゴワつきなどの更なるダメージに繋がってしまいます。
髪の毛を水に浸すと徐々に水分を吸収して体積が増加します。これを膨潤と言います。
髪の毛は膨潤によって長さが約1~2%伸び、太さは約15%増加します。
髪にダメージがあると吸水しやすくなるため、梅雨や夏の湿度の高い日は、せっかくセットした髪が崩れやすくなったり、髪が広がったり、まとまりにくくなったりします。
美容室で髪の毛のコンディションを整えて、水分量のコントロールをしっかりしていきましょう
growヘアデザイントップスタイリスト
原田真奈美